大失敗したからこそ伝えたい。多重露光のコツと注意点
多重露光難しいな!!!
突然申し訳ございません笑
私は多重露光に憧れてカメラを始めた少し変わった人でして、カメラを始めた初期から、ずっと多重露光写真を撮りたいと思い続けていました。
今回は私の多重露光写真との闘いと、反省点をご紹介していきます。
そもそも多重露光写真とは
多重露光とは撮影テクニックの一つで、複数の画像を重ねて写しこむことを意味します。
こちらが私が初めて撮影した多重露光写真です。
とりあえずテストで撮影したのでなんともビミョーな写真ですが、カラフルな毛布と花束の写真が両方写っているのがなんとなく伝わるでしょうか?
多重露光は一部のデジタル一眼でも撮影することが可能ですが、主にフィルムカメラならではの撮影技法となります。
本来行うべきコマ送りをせずに撮影したり、わざと巻き戻したりすることで、1つのコマの中に2枚の画像が映し出され、(例が悪いですが笑)このように少し不思議な写真を撮影することが可能となります。
この写真以降、何度か多重露光にチャレンジしてきましたが、 友人の顔ががっつり写ってしまっているので割愛させていただきます笑
多重露光大失敗した話
さて、なぜ突然多重露光についてぼやき始めたかと言いますと、話は週末に遡ります。
フィルム仲間から、日比谷公園でネモフィラの多重露光写真取りに行こうと誘われました。
と二つ返事でお誘いに乗り、日比谷に撮影に行ってきました。
綺麗なネモフィラを撮影することはできましたが、肝心の多重露光写真はというと…
なんやこれ!
なんも見えねえ!!!
下手くそか!!!
肝心のお顔が見えず、ネモフィラに紛れ込んだ謎の人影のような写真となってしまいました。
こうして意気込んで撮影したはずが、現像した写真見てガッカリしてしまう結果となってしまいました。
今時にいうとぴえんな出来事でした。
多重露光のコツ
こうして大失敗してしまった私はロモグラフィーさんが出している記事を参考に、多重露光の仕組みについて改めて復習することにしました。
【テクニック記事】多重露光を生かしたポートレートの撮り方 · Lomography
まず大前提として
「明るいところには写らない」
「暗いところには写る」
の2点を押さえておきましょう。
先程の写真のように人物をはっきり写し出したいのであれば、顔を明るく、露出を少々オーバー目に撮影することで、像が浮かび上がってくることとなります。
また背景にしたい画像についてはアンダー目に撮影すると、暗くなるので、明るい画像が映えやすくなります。
今回の反省点
①露出アンダー
今回は「たしか多重露光って露出アンダーにしなきゃ💦」という記憶が強く残った結果、本来露出オーバー目にしなければならない人物を暗い状態で撮影してしまいました。
そのため花と紛れ込んでしまい、思ったような写真が撮れなかったので、どの対象をアンダーで撮るのか認識した上で撮影に挑むべきでした。
②思ったより世の中は暗い
結構明るいし、陽が出てるから大丈夫っしょ〜と思って撮影しましたが、日陰は思った以上に暗いのだということを今回学びました笑
今回は背景を暗くすることに気を取られて日陰までモデルの子を連れて行ってしまったので、余計暗くなってしまい、浮かび上がるはずだったモデルが埋もれてしまいました。
日陰は思ったよりも暗いという認識を持って、次はオーバー目に狙っていきます!
多重露光は奥深い!
幻想的な写真が撮れることでお馴染みの多重露光ですが、狙った写真がなかなか撮れないのも特徴となっています。
だからこそ奥が深いんです。
多重露光写真とは偶然の産物だと個人的に思っています。
その偶然を楽しんで、多重露光写真を撮影していきましょう!
今回使ったフィルム
Lomography Color Negative 400 ISO 35mm 3 Pack · ロモグラフィーオンラインショップ
ビビッドな写りが好きで愛用しています!