クラシックカメラの修理~後編~
前編はこちらから
marron-creampuff.hatenablog.com
3. レンズ修理
あれは4月ごろだっただろうか。
修理工房から電話が来ました。
「レンズのカビが酷く、きれいに除去できない可能性がある。
レンズクリーニング無しでそのお金で新しいレンズ購入してみたらいかがでしょう?」
少々悩んだが、その話に乗ることにしました。
レンズは中古で購入し、祖父のレンズはカビレンズとして使っていくことを決意。
友人のおすすめで、マップカメラさんの通販で購入しました。
「レンジファインダーレンズ一覧」「Nikon」の商品検索結果 | デジタルカメラ、ミラーレスカメラ、交換レンズの総合サイト|マップカメラ
4. 修理完了
当初の予定では2月に修理出し、GW頃に完了すると言われていましたが、緊急事態宣言もあり、修理完了が大幅に伸びると連絡がありました。
実際に完了したのが6月中旬。
取りに行くことも可能でしたが、実家に連れ戻されていたこともあり、実家宛に郵送していただくことになりました。
そうして自宅に届いたのは6月末頃。
奇しくも祖父の1回忌のころでした。
4. ケース修理
祖父のカメラを引き取った際に専用の革ケースもついていました。
しかし経年劣化によりボロボロで、使える状態ではありませんでした。
革ひもは途中で千切れ、中のクッションは外れ、カビだらけでくしゃみが止まらない。
新しいケースを購入するのも悪くないが、せっかくなら専用のケースで使いたいと思い、修理に出すことにしました。
ケース修理はネットで調べたこちらのお店にお願いしました。
Nikon SPのケース修理も承っていたため、こちらにお問い合わせの上、郵送しました。
修理期間は2か月ほどであっただろうか。
切れてしまった革ひもの補強修理は諦め、カメラストラップをつけることにしました。
戻ってきたカメラケースは綺麗になって戻ってきました。
切れた革ひもも、きちんと補修されていました。
これですべての修復が終わった。
カメラを受け継いでから実に1年が経過していました。
初めてNikon SPで撮影した写真。
これ以降フィルムカメラの魅力にズブズブ引き込まれてしまい、今に至ります。
古いカメラですと、なかなか通常のカメラ屋さんで修理できませんが、Nikonの場合ですとフォト工房キィートスさんですと修理可能の場合があります。
もし手元に古いNikonカメラがある方は、こちらの工房へ修理をお願いしてみてはいかがでしょうか?